育児は大なり小なりの悩みが毎日のように降って湧いてきますね。
私もいま2歳7ヶ月の一人娘の「赤ちゃん返り」に、頭を悩ませています。
そもそも一人っ子でも赤ちゃん返りをするのでしょうか?
その場合、親はどう対応していけばいいのか
私の体験談をご紹介しますね。
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2歳の赤ちゃん返り、一人っ子でもなるの?
我が家の2歳7ヶ月の一人娘。
お話が上手になってきた2歳4ヶ月ごろ、突然赤ちゃんの真似をしだしました。
よちよち歩きをしたり、喃語をしゃべったり。
赤ちゃんの真似をするのがマイブームなんだと思っていたら、
保育園の先生に「赤ちゃん返りしてるんじゃないですか?」と言われました。
マイブームではなくて、赤ちゃん返りだったみたいです。
そもそも赤ちゃん返りは、
・お母さんが下の子を妊娠中
・お母さんが下の子を出産した
など当人に妹や弟が出来て、お母さんや周りの家族が当人だけを見てくれなくなってしまったとき、
起こることなんだとばっかり思っていたんです。
その話を先生にすると「一人っ子でもなるときはなるんですよ」とのこと。
それは知らなかった!
先生に時間を割いてもらいじっくり相談したことで娘が赤ちゃん返りした原因が分かってきました。
体験談として同じような悩みを持つママにご紹介したいと思います。
家庭内の環境が変わった
赤ちゃん返りの原因の一つとして考えられることに「家庭内の環境が変わった」が挙げられます。
代表的なことでいえば、ママの妊娠・出産でしょうか。
私は下の子を妊娠していませんが、確かにここ最近家庭内の環境が変わりました。
それは「パパとママが同じ会社で働くようになった」です。
しかも、パパとママが働く会社は娘のおじいちゃんが経営する会社。
そこにはおばあちゃんもいます。(私の実父・実母ということですね)
実家が自宅兼事務所になっていますから、じぃじの家に遊びに行くとパパが仕事している…
という娘にとって摩訶不思議な現象が起きているわけです。
じぃじの家にパパが遊びに来ているのに、なんでパパは私と遊んでくれないの?
と感じているんでしょうね。
加えて、パパの出勤・帰宅時間も大幅に変わりました。
時間・毎日のルーティン・生活リズムを超!重要視する娘にとって、
この劇的な変化に心が慣れるまでに、かなり時間を要しそうです。
ママとのふれあいが足りていない
赤ちゃん返りの最大の原因と言われているのが、「ママとのふれあいが少ない・関係性が良くない」なんだそうです。
母娘関係で最近変わったことありませんでしたか?と聞かれ思い出したのが、2歳3ヶ月のときの卒乳。
「おっぱい、もうバイバイしよっか?」の一言で自然に離れていきなんとも呆気ない幕引きとなりました。
それからというものの私も娘を「お姉ちゃんになったんだな」という目で見るようになってしまい、
食事・手洗い・着替え・お片付けなど、出来る限り「1人でやってごらん」と言うようになっていました。
もちろん介助はしますよ!
取っ掛かりとして「やってみな~」という感じですね。
他には、転んで泣いても「大丈夫!強い強い!」と言って慰めきれなかったり、
赤ちゃんじゃないんだから泣かないのよと言ったり…
自立を促しすぎてしまい、たまにはママに甘えたいという娘の気持ちを見逃していたんだと思います。
<自立させなきゃと思うママ VS ママに甘えたい娘>
の戦いで、娘は甘えたいので必死にイヤイヤと抵抗します。
「お片付けしないの!」「ごはん食べないの!」などのイヤイヤのド定番が加速。
更にここで赤ちゃん返りを起こします。
赤ちゃんになると甘えさせてくれる、抱っこしてくれる、優しくしてくれる、と娘ながらに考えたんでしょうね。
それでも私は娘の気持ちに気付きませんでした。
正直定例のイヤイヤと合わさり、なんで赤ちゃんになってるの?めんどくさいなぁという気持ちでした。
そして、
<何が何でも甘えたい娘 VS イヤイヤにうんざりするママ>
という戦いになります。
イヤイヤにうんざりしたママは1mmも余裕がなくなり、毎日どっかんどっかん大噴火です。
気持ちがすれ違い、2人でわんわん泣いた日もありました。
どうしてこの人は私のことをわかってくれないの?と、お互いに険悪な日々でした。
2歳の赤ちゃん返り、どう対応する?
娘の赤ちゃん返りの原因として思い当たるのは前述の
・家庭内の生活リズムや環境が変わった
・ママとの折り合いが悪い
この2点が大きな原因であろう、というのが保育園の先生の判断でした。
もう…胸が痛すぎて吐きそうです!先生!!(泣)
現実を突き付けられヨレヨレの私。
先生にこれからどう対応していけばいいか教えてもらいました。
赤ちゃんモードになったら”赤ちゃん”をさせてあげる
喃語をしゃべったり、よちより歩きになったら「赤ちゃんになっちゃったの?赤ちゃんおいでおいで」と、
赤ちゃんを堪能させてあげることが大事なんだそうです。
実際に保育園でも、赤ちゃんモードになったら赤ちゃん扱いをしてくれているそうです。
娘の中では
赤ちゃんになる=ママに甘えられる
と思っていますから、うーんと甘えさせてあげることにしました。
先生とこの話をして帰宅した直後に即赤ちゃんモードになったので、
少々戸惑いつつも好きなようにさせました。
10分くらいやっていると突然「おねえちゃんになっちゃったの!」と言いながら立ちあがり、
1人で遊び始めました。
そういえば、「ごはん作るから1人で遊んでてね」「いま忙しいから待ってて」と、
母の事情を優先していました。
早く夕飯作らせてくれ~とは思いつつも、娘が落ち着くまでのしばらくの間は付き合おうと思います。
娘に事前に説明をする
事前情報が全くない場所に行ったり、人に会ったりすると超怖がってしまうチキンハートな娘。
事前に説明をすると自分なりに気持ちを整理できるようです。
「今日はお医者さんに行くよ、全然怖くないよ」
「これから○○へ行ってお友達と遊ぶよ、たくさんお友達がいるよ」
普段からこんな情報を事前に説明しています。
これを応用して、パパの仕事を説明することにしました。
「今日はじぃじとパパが一緒にお仕事してるよ」
「じぃじのお家にいくけど、パパは今日は違うところでお仕事だからいないよ」
などなど思いつく限り話すようにしています。
これが功を奏したのか、娘も自分で「今日はパパお外」「じぃじとお仕事」とぶつぶつ言っています。
毎日娘にとって色々な新しい出来事がある中で、ひとつずつ娘の中で確認したり整理する作業が必要なのかもしれません。
終わりに 赤ちゃん返りの対応を改めてみたら…
先生に言われたとおり対応を変えてみました。
すると…なんだかイヤイヤが落ち着き、赤ちゃんモードの回数も徐々に減ってきています。
保育園でも「今日はおねえちゃんなの!」と赤ちゃんに変身しない日があるようです。
何よりも、娘の笑顔とひょうきんさが増えたのが母としてはこの上ない喜びです。
箸が転んでも鳥が空を飛んでも、ただただ楽しいようでニコニコ笑っています。
先生が気付いてくれなかったら、娘にとって辛い日々がもっと長く続いてしまっていたかもしれません。
母親は子供のことを何でも知ってる・わかってるという思い込みはよくないと、心から反省した出来事でした。
この体験が、同じような悩みを持つママへ少しでも解決の糸口になれたら嬉しいです。