年齢を重ねるごとに肌の手入れ方法も変わりますよね。
保湿だけでなく角質ケアも必要になってきます。
今回は角質ケアのイメージがある、ピーリングとスクラブの効果の違いについてご紹介します。
そして、砂糖、塩、コーヒーを使って作れる、
安心・安全な手作りスクラブの効果や作り方もあわせてお教えします。
目次
ピーリングとスクラブ 効果の違い
肌は、古い角質を取ることでつるつるで元気な肌へと生まれ変わります。
通常は28日周期で自然とターンオーバーされますが、
加齢や肌への栄養不足などで周期が遅れることも。
その手助けをするのがピーリングやスクラブでの角質ケアです。
ピーリングやスクラブは両方とも角質ケアができるものですが、
どんな違いがあるのでしょうか?
ピーリングは酸でケアする
ピーリングは正式には、
【ケミカル(科学)の力でピール(peel皮を剥く)】ので、ケミカルピーリングと言います。
ケミカルピーリングは市販のピーリングジェルを用いて自宅で行う場合と、
皮膚科などの医療機関で行う場合と2パターンあります。
どちらも角質ケアには変わりありません。
ピーリング剤は市販、医療機関ともにピーリング剤を使用します。
市販品と医療機関ではピーリング剤に使われている成分や成分の強度が異なりますが、
主にアルファヒドロキシ酸(AHA)やサリチル酸などの酸がピーリング剤に含まれています。
前述したように酸のチカラで古い角質を浮かせ取り除くのがケミカルピーリングということですね。
自宅でのケミカルピーリングの効果
医療機関でのケミカルピーリングは、角質除去・ニキビ跡・シミ・たるみなどに効果があります。
対して自宅でのケミカルピーリングは、角質除去・毛穴の黒ずみ・くすみ・ごわつきなどに効果的。
自宅でのケミカルピーリングに使われるピーリング剤は成分が弱めのものが多いので、
ディープクレンジングの意味合いが強いです。
スクラブは粒子でケアする
スクラブ(scrub)は【ごしごしこすって洗う】という意味の単語です。
ボディスクラブを手に取り、肌をこすり洗いしてケアをします。
ボディスクラブは塩や砂糖のなどの粒子とオイルを混ぜたものが一般的です。
また、ボディスクラブに使われる原料は植物由来や天然成分が使われていることが多いのも特徴です。
自宅でのボディスクラブの効果
肌にボディスクラブをつけて優しくマッサージすることで、肌を柔らかくする効果があります。
肌を柔らかくすることで、毛穴の黒ずみ除去・マッサージ効果・肌への浸透力UPなどが期待出来ます。
ピーリングと大きく違うところは、スクラブの種類によって保湿効果・むくみ解消効果があることです。
肌をきれいにしながら肌を守るという2つの役割があります。
シュガー、ソルト、米ぬかなど様々なボディスクラブがありますが、
それぞれテクスチャーや効果が違うので用途によって原料を選ぶことが出来るのもボディスクラブならではと言えます。
砂糖スクラブの効果&作り方
ピーリングとスクラブの違いがわかったところで、ボディスクラブのことをより深く知りましょう。
まずは砂糖スクラブ(シュガースクラブ)の効果と作り方をご紹介します。
砂糖スクラブの効果
砂糖は水に溶けやすい性質を持ち、浸透、保湿にも優れています。
お料理でも食材にだしや醤油などを染みこませる為に、先に砂糖から入れ始めますよね。
砂糖スクラブは
・肌を柔らかくして保水力アップ
・化粧水や美容液の浸透力アップ
・角質除去
・毛穴等の汚れ除去
などの効果が期待出来ます。
砂糖スクラブはボディスクラブの中では特に低刺激で、赤ちゃんにも使えるほどと言われています。
肌が弱いけどスクラブを試してみたい、という方は砂糖スクラブから始めてみるといいかもしれませんね。
使い方はとしては、入浴中に気になる部分に優しくこするだけです。
週1~2回程度使用しましょう。
砂糖スクラブの作り方
作り方は驚くほど簡単です。
材料:砂糖(なんでもOK)・オリーブオイル(キャリアオイル)・お好みでアロマ精油
分量:砂糖1:オイル1 アロマ精油は数滴
作り方:混ぜるだけ
なんて簡単なんでしょう!!
アロマ精油はリラックス効果のあるもの、保湿力があるものなどお好みで選んでくださいね。
アロマ精油は妊娠中や乳幼児の肌に直接触れてはNGなものもありますので、
使用前によく確認しましょう。
塩スクラブの効果&作り方
ボディスクラブでは一般的な塩を使ったスクラブです。
効果と作り方をご紹介します。
塩スクラブの効果
砂糖スクラブと同様、角質除去・毛穴汚れ・保湿力アップの効果があります。
異なる点は、
・塩に含まれるナトリウムイオンが角栓を取り除く
・血行促進、発汗作用
・殺菌効果によるニキビ予防
などが挙げられます。
注意点としては、塩は傷口に塗るととっても痛い!ということです。
手荒れやニキビなど、塩スクラブが沁みて痛いときは肌にも強い刺激があります。
悪化させる可能性もありますので肌状態を見ながら使用しましょう。
塩スクラブの作り方
砂糖スクラブとほぼ作り方は同じです。
材料:塩(天然塩、粗塩はかかと用に!)・オリーブオイル(キャリアオイル)・お好みでアロマ精油
分量:塩1:オイル1 アロマ精油数滴
ほぼ砂糖スクラブと同じですが、塩を選ぶときは食卓塩などの精製塩ではなく天然の塩を使用してください。
特に海水塩はミネラルを多く含んでいますのでおススメです。
コーヒースクラブの効果&作り方
続いては驚きのコーヒーを使ったスクラブです。
コーヒー豆のかすの再利用にもGOOD!
コーヒースクラブの効果
コーヒースクラブでマッサージする事で、
砂糖・塩スクラブ同様に、角質除去・毛穴汚れに効果があります。
コーヒースクラブの効果で特筆すべきは、
・セルライト解消効果
・脂肪燃焼効果
・脱臭効果
です。
コーヒーに含まれるカフェインには脂肪を燃焼させる効果やデトックス効果があります。
気になる部分をコーヒースクラブでマッサージすると老廃物の排出を促し、
むくみ、セルライトの解消や、脂肪燃焼やむくみ解消による引き締め効果が期待出来ます。
さらに脱臭効果もありますので、足のにおいが気になる方にもおすすめですよ。
コーヒースクラブの作り方
砂糖・塩スクラブと作り方は同じです。
材料:コーヒー豆のかす・オリーブオイル(キャリアオイル)
分量:コーヒーかす1:オイル1
コーヒースクラブには保湿効果はありませんので、保湿効果も欲しいという方は砂糖を少し混ぜるのもOKです。
もしくは、キャリアオイルに保湿効果の高いアボカドオイルを混ぜても保湿効果アップになります。
お好みでブレンドしてくださいね。
まとめ
ピーリング、スクラブ同様に週1~2回のペースで、スペシャルケアとして行ってくださいね。
市販品より超安価・しかも超安心ですから試してみない手はありませんね。
薄着になる季節に備えて美肌を作っておきましょう♪