「わらびのあく抜きを失敗しない簡単な方法
ってないの?」
そんな知人からの質問。
今回はわらびの失敗しない簡単なあく抜きの方法と
共に、
あく抜きを失敗してしまった場合の対処
法や、保存方法についてご紹介します。
目次
わらびのあく抜きを失敗しない簡単な3つの方法
シャキっとした食感、鼻に抜ける爽やかな
山の香り…わらびは他の野菜や山菜では
味わえない美味しさを持った山菜です。
炒め物・煮物・漬物・汁物とどんな調理
をしても美味しく食べられます。
わらびは道の駅などの直売所で売って
いる他に、山にわらびを採りに出かける
方も多いと思います。
わらびはあく抜きをしっかりしないと
渋みが残り、美味しく食べられません。
簡単で失敗なしのあく抜き方法を3つ
ご紹介します。
・水だけであく抜き
1.わらびの下部を2cmくらいポキンと
手で折る
2.たっぷりのお湯を沸かし、5分ほど
茹でる
3.ざるにあけてわらびを冷ます
4.冷めたら水に2時間ほど浸す
5.水の色が透明になるまで、何度か
水を変える
この方法だと、わらびの綺麗な緑色を
残してあく抜きをすることが出来ます。
綺麗な緑色を楽しむ食べ方はお浸し
ですよね。
あく抜きをしたわらびを少し叩いて
酢醤油やかつおぶしなどで味付けを
すると初夏にぴったりなさっぱりと
したお浸しになります。
わらびを少し叩くことによって
シャキシャキとした食感の中に
トロっとした食感も生まれ
とても美味しく頂けます。
・水、小麦粉であく抜き
材料:水1リットル 塩小さじ2杯
小麦粉大さじ3杯
1.水に小麦粉、塩を入れて沸騰させ
かき混ぜる
2.沸騰したら鍋にわらびを入れて
弱火で3分から4分煮る
3.わらびを水に浸して1時間ほど
浸しておく
こちらも水同様に、わらびの色を
残しておくことが出来ます。
この方法はNHKのあさイチでも紹介
され話題になりましたね。
小麦粉を入れることによってあくが
どんどん抜けていくので、短時間で
あく抜きが出来ます。
・水、重曹であく抜き
材料:わらび約350グラム
水1リットル 重曹 3グラム
1.水を浅めの鍋や深めのフライパン
で沸騰させる
2.沸騰したお湯に重曹を入れて
火を止める
3.重曹を入れたお湯の中にわらびを
入れて一晩置く
重曹を使った簡単なあく抜き方法
をご紹介しました。
重曹はあく抜きの他にも肉を
柔らかくする効果や、魚の生臭さを
とる効果などがあります。
重曹は1つあると色々な用途で使用
出来るので、購入して損はないと
思いますよ。
重曹の効果に興味がある方は、わらびの
あく抜き以外でもお試しくださいね。
わらびのあく抜きを失敗したらこうすればOK!の対処法
わらびのあく抜きの失敗は、水に浸す
時間が短すぎた、という理由が最も
多いと思います。
または、あくでいっぱいになった水を
取りかえずにいると、わらびからあくが
でれなくなってしまいますので、
水をこまめに変えないことも失敗の
原因のひとつと言えます。
食べてみて多少苦味を感じる程度なら
また水に浸して何度か水を変えたり、
ボウルなどにわらびを入れて、
出しっぱなしの水の中に入れておくと
いうやり方もあります。これでやって
みて、まだなんとなく渋みが…という
ときは、油をつかった調理がおすすめ
ですよ。
天ぷら、炒め物などの油を使った料理
は、渋みを感じにくくなり美味しく
食べることが出来ます。
特に、豚肉との相性が良いので、味噌
炒めやキムチ鍋に入れてもいいですね。
重曹を入れすぎた・お湯で茹ですぎた
ことにより、わらびが溶けてしまった
場合は、包丁で細かく刻んで叩き、
めんつゆやお醤油で味付けをすれば
わらびのたたきという料理に大変身!
ご飯にかけて美味しく食べられます。
せっかく買った、採りにいったわらび
ですから、失敗しても美味しく食べれ
たら嬉しいですよね。
もし失敗してしまった場合はお試し
くださいね。
わらびの保存方法を教えて!
上手にあく抜きが出来たわらびは
出来たら長い期間楽しみたいですね。
ここではわらびの保存方法をご紹介
します。
・水に漬ける
水に対して5%の塩を入れた塩水や
ただの水にわらびを漬けて保存容器
で保存します。
だいたい1週間くらいは持ちますので
色々な料理を楽しめますね。
毎日水を取り替えるのがポイントです。
・乾燥させる
ざるに重ならないようにわらびを
広げて、しっかりと乾燥させます。
乾燥させたわらびは袋に入れて保存
します。
乾燥剤を入れておけば、約一年保存
出来ます。
調理の際は、水に戻して炒め物や
煮物がおすすめです。
おわりに
自分であく抜きした生のわらびは、
市販の水煮とは全く違う美味しさを
味わえます。
あく抜きは少し手間がかかりますが
覚えてしまえばとっても簡単です。
最近では旬ではない野菜も気軽に
購入できるようになりましたが、
山菜は季節でないとなかなか
味わえません。
是非旬のうちにお試し下さいね。