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小学生の楽しい楽しい夏休み♪
大量のドリルやプリントは終わったけど、読書感想文はまだ手をつけていない…というご家庭もあるのでは?

読書感想文は大人をも悩ますちょっと面倒な宿題。
親御さん向けに書き方のコツや構成の立て方をご紹介します。

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読書感想文書き方のコツ 小学生版!

私は小学生の甥っ子が1人・姪っ子が2人います。
彼らが夏休みの終盤、毎年毎年「助けて!読書感想文が書けないの!」と電話をかけてきます(汗)。

なんでもっと早く言わないの!と言いつつも、可愛い彼らを家に集め1日がかりで感想文を書きあげるのを5年やっています。
その中で見つけた小学生でもスラスラ書けるようになるコツを紹介します。

超重要!本の選び方

読書感想文は本が無ければ話になりませんね。
夏休みになると書店にはずらーーーっと「読書感想文におすすめの本」が並びます。
ご丁寧に「小学校○年生向け」と書いてありますね。

ここで大事なのは本当に読みたいものを選ばせる、というのが大事なんです。

書きやすそうだから偉人の伝記にしたり、「もうこれでいいじゃない!」と言いつつママが選んだものを読ませたりすると、
彼らの頭や心に全く本の内容が入ってこないんです!

野球が好きな子には野球関係、犬が好きなら犬関係、などを選ばせてみましょう。
直感でコレ!といったものが見つかればそれが運命の本です。

読書感想文の書き方小学生版 構成のコツ

読書感想文はそもそも何を書くのかというと、その名の通り「本を読んだ感想」です。

1.なぜこの本を選んだのか
2.本の簡単なあらすじ
3.本を読んで特におもしろいと感じたこと、気になったこと
4.本を読んで感じたことや思ったことをどう生かすか

構成はこんな感じです。
文章にするととても難しいんですが、日常会話にすると特に難しくないんです。

「なんでその本にしようと思ったの?」
「私、犬大好きだから犬の本が読みたくって!こんな本なの、あのね…」

ね?難しくないんです。

ふせんやマーカーを使ってみよう

構成の1・2・4は読んでいけばわかることですが、
≪3.本を読んで特におもしろいと感じたこと、気になったこと≫これは、読みながら心に響いたところに印をつけて残す必要があります。
ふせんやマーカーを使って、読ませてみましょう。

甥っ子たちには2回読ませるようにしています。
まず本を普通に読んで、どんな内容かざっくり把握させる。
そして2回目にふせんやマーカーを使って印をつけさせてみます。
1回目に読んでなんとなくひっかかった文章や気持ちは、2回目でもひっかかるものです。

プリントを作って書き出す

2回読んでふせんなどで印をつけたら、お手製プリントに書き出させてみましょう。
低学年のお子さんは少し難しいかもしれませんから、ママがお子さんと話しながら書き出してあげるのも◎。

お手製プリントには読書感想文の構成となる前述の4項目をもう少し噛み砕いて書き出します。

2-A.本の簡単なあらすじ→主人公が起こした行動(何がどうなってそうなったのか)
3-A.本を読んでおもしろいと感じたこと→なぜおもしろいと感じたのか・なぜ気になったのか
4-A.本を読んで自分の気持ちに変化はあったか→「ママのお手伝いをもっとしよう」「野球の練習をもっとしよう」など

穴埋め式だと書き出しやすいようなので、

2-A.主人公が起こした行動は?
主人公の(       )が、(        )をして(         )になった

というようなプリントを作ってあげるといいと思います。
低学年のお子さんには、
「どんな本だった?」
「どんなところが心に残った?」
と聞いてあげてください。

書き出しと結び

プリントに書き出したら、あとはうまく繋げて原稿用紙に書くだけです。
これで読書感想文は完成なんですが、感想よりも難しいのは書き出しと結びの言葉ですよね。

書き出しは≪1.なぜこの本を選んだのか≫を持ってきましょう。
「僕は野球が大好きなので、野球の本を選びました」など。
低学年のお子さんなら
「私は○○という本を読みました。表紙の犬の絵がとてもかわいかったからです」などでOKです。

ここから先ほど書いたお手製プリントに沿って文章を繋げて書いていきます。

結びには≪4.本を読んで感じたことや思ったことをどう生かすか≫を持ってきます。
「主人公の○○という行動を僕も見習って、もっともっと野球の練習をしようと思いました」
「この本を読んで、いつか犬を飼って一緒に生活したいと思いました」
というような感じですね。

まとめ

読書感想文は本を読んでいきなり原稿用紙に向かうと本当に難しいものです。
大人でも難しいです。
会話を通して本を読んで感じたことを膨らませたり、書き出してみるとそれほど大変なことではないんです。

ちょっと時間がかかる宿題ですが、プリントを作ってあげたり会話を通しながらだと子供達って意外とノリノリでがんばってくれますよ。
時間を作ってじっくり向き合ってあげてくださいね。

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