赤ちゃんにとって、最良の栄養源は母乳で
あることは良く言われています。
しかし、母乳の出が悪かったり、仕事の
都合など、母乳育児が難しい理由は様々で
粉ミルクを利用するママも多いですよね。
大丈夫です!必ずしも完全母乳育児で
なくちゃいけないということはありま
せんよ。
最近のミルクは、母乳に近い成分で作ら
れているものが多いんです。
その中でも、どのようなミルクを選んで
あげたら良いのかや
国内の主要メーカー6社を比較して
分かったことをご紹介します。
赤ちゃんミルクを栄養で選ぶには?
粉ミルクは、主に牛乳を原料に作られて
います。また、アレルギーの赤ちゃんの
ために大豆などを原料にしているものも
あります。
粉ミルクを製造する際には、健康増進法
の中の「乳児用調整粉乳たる表示の許可
基準」で細かく指定されており、製造者
はそれを満たさなければなりません。
各メーカーが、母乳の研究を重ね、母乳
に近く、そして、より赤ちゃんにとって
良い成分を含んだものを製造しています。
まず、赤ちゃんに必要な成分として、
「DHA・タウリン・ヌクレオチド・
オリゴ糖・β-カロテン」この5つがあげ
られ、どのメーカーのものにも含まれてい
るようです。
なので、この5つの成分が必ず含まれて
いるものが良いでしょう。
その他に、葉酸やシスチン、アラキドン酸
、ラクトフェリン、ラクトアドヘリン、
シアル酸が配合されているものがあります。
それぞれの成分がどのような働きをして
くれるのかをまとめてみました。
・DHA:母乳に多く含まれいて、
赤ちゃんの成長と発達を助けます。
・ヌクレオチド:母乳に多く含まれて
いて、赤ちゃんの成長を助けます。
・オリゴ糖:腸内環境を整え、赤ちゃんの
健康を守ります。
・β-カロテン:粘膜や皮膚、免疫機能
を正常に保ちます。また、視力にも
良いと言われています。
・タウリン:アミノ酸の一種で、赤ちゃん
は自分では作れないと言われています。
消化作用のほか目や脳の発達を助けます。
・葉酸:ビタミンB群の一種で、血液の元
で赤血球を作る他、細胞の成長を助け
ます。
・シスチン:丈夫な皮膚や髪、爪を作る
たんぱく質のもとになります。
・アラキドン酸:DHAと合わせて摂ること
で、赤ちゃんの成長を助けます。脳の
発達にもよいと言われています。
・ラクトフェリン 感染予防や免疫を高め
赤ちゃんを病気から守ります。
・シアル酸:感染予防、免疫力を高め
赤ちゃんの健康を守ります。
・ラクトアドヘリン:感染症予防をしてく
れます。
ミルクを選ぶ際、商品に表記されている
成分がどのような働きをしているのが
分かると、選びやすくなるかと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
国内の主要ミルクメーカーの比較で違いや利点をまとめました
でも、成分やその数字を見たところで、
よく分からないという方もいるかと思い
ます。
そこで、国内の主要メーカー6社を比べ
それぞれの利点をまとめてみました。
ここで比較する主要な6社は、下記の
通りです。
1.明治 ほほえみ
2.森永乳業 はぐくみ
3.雪印メグミルク ぴゅあ
4.ビーンスターク すこやか
5.アイクレオ バランスミルク
6.和光堂 はいはい
比較してみての分かったことのまとめ
です。
・DHAを一番多く含んでいるのは
「明治 ほほえみ」
・オリゴ糖を一番多く含んでいるのは
「ビーンスターク すこやか」
・ヌクレオチドを一番多く含んでいるのは
「アイクレオ バランスミルク」
・β-カロテンを一番多く含んでいるのは
「アイクレオ バランスミルク」
・ラクトフェリンを一番多く含んでいるのは
「森永乳業 はぐくみ」
となりました。成分の働きは、上記で記載
したものを参考にしてくださいね。
母乳とミルクがどっちがいいの?
これだけの働きをしてくれるミルクですが、
それでも母乳の力には勝ることはできない
ようです。
ママの母乳は、赤ちゃんにとって完璧だ
と言われています。
母乳には、たんぱく質や脂肪分、乳糖、
ビタミン類、ミネラル、塩分、ホルモン、
酵素など、赤ちゃんが成長・発達していく
上で必要なものがふんだんに含まれて
いるのです。
また、吸収や消化も良く、免疫力も高める
ため、赤ちゃんの健康に最良なのです。
やっぱり、ママのおっぱいってすごい力
を持っているんですね。
できる限り、おっぱいは与えてあげたいも
のかと思います。
おわりに
母乳育児が赤ちゃんにとって、最良なのは
よく理解しているかと思います。
しかし、環境や状況によって難しい場合、
ミルクを与えても栄養はしっかり摂れる
ので問題ないようです。
メーカーによて、含まれる成分に多少の
違いがあるので、上記で述べたものを
参考にされて、選んでいただけたらと思い
ます。
できれば、安心安全な国内産のものが
おすすめです。