離乳食には栄養も豊富で
便秘予防も期待できるもの。
ママならそのように思いますよね。
今回は、スーパーフードの1つケールを
赤ちゃんの離乳食として食べさせる
時期や便秘予防も期待できるので
私の簡単アレンジ料理法もご紹介します。
目次
離乳食としていつからケールはOKなの?
ケールはアブラナ科のキャベツの一種
です。キャベツは離乳食初期から食べれ
ますので、ケールも離乳食を始めてすぐ
に食べさせても大丈夫です。
ただ、キャベツに比べると少し苦味が
あって味が濃く、葉っぱがごわごわして
いるのが特徴です。
美味しい母乳やミルクを飲んでいた
赤ちゃんにとって、ケールの味は少し
びっくりしてしまうかもしれませんね。
離乳食初期のころは、まだほんの少しの
おかゆや野菜のペーストで赤ちゃんも
お母さんも離乳食に慣れる時期です。
特に野菜は、かぼちゃ・にんじん・
ほうれん草など、手軽にスーパーで
購入でき、お母さんも味をよく知ってる
ものの方がやりやすいですよね。
離乳食の段階が中期になったら赤ちゃん
もお母さんも慣れてくるころです。
中期になると食べられるものや調味料も
増えてきますので、このタイミングで
チャレンジしてみるといいでしょう。
離乳食初期のころの赤ちゃんは、
離乳食から栄養を摂っていません。
ミルクや母乳から成長を支える栄養を
摂っていますので、焦って食べさせる
必要はありませんよ。
色々な食材を食べさせるのは大事な
ことですが、赤ちゃんにとって練習
しやすい食材や調理法を少しずつ
ゆっくり取り入れていきましょう。
ケールの栄養について
ケールはなぜ体にいいの?
ケール=青汁というイメージの方も
多いですよね。
ご存知の通り、ケールは青汁の原料と
して広く知られています。
健康の為に青汁を毎日の習慣にしている
方も多いと思います。
ケールは緑黄色野菜の王様とも言われ
栄養価が非常に高い野菜です。
ケールの主な健康効果は
・皮膚や粘膜を丈夫にする
・アンチエイジング
・質の良い睡眠
・免疫力アップ
・美肌を保つ
・血流を改善
・便秘解消
・歯と骨を丈夫にする
・目の健康を保つ
・ストレスを和らげる
など、多岐に渡ります。
ケールはベータカロテン、ビタミンC、
ビタミンE、カルシウム、ルテイン、
食物繊維など、人間の体に必須と
呼ばれる栄養素が含まれていて
野菜の中でもトップクラスに位置
するほど豊富です。
スーパーフードケールで赤ちゃんの便秘予防を!
ケールに含まれる全ての栄養素が
赤ちゃんの健康と成長を支えるのに
必要なのは確かですが、特に注目
したいのは食物繊維です。
赤ちゃんは今まで母乳やミルクを
飲んでいただけでしたが、その内
の一回を離乳食にします。
離乳食の回数が2回、3回と増える
ごとに母乳やミルクが減り、便と
なる食べ物のカスが増えることに
よって、便がかたくなります。
個人差はありますが、便秘に
なってしまう赤ちゃんもいます。
便秘になると苦しくて機嫌が悪く
なって、夜寝つきが悪くなることも
ありますし、かたくなった便をだす
ときに肛門が切れてしまうことも。
離乳食初期・中期では赤ちゃんが
食べられる食物繊維を含む野菜の
種類が多くありませんので、
ケールで効果的に食物繊維を摂って
お腹の調子を整えてあげましょう。
ケールを使った離乳食の私のアレンジ料理法
ケールは生で食べると苦味があり
ごわごわとした葉っぱが食べにくい
ものです。
青汁が苦いのは、生のケールを
使っているからです。
火を通したケールは苦味も減り
食べやすくなりますので赤ちゃん
でも食べやすくなります。
ここでは離乳食中期・後期のケール
の食べ方をご紹介します。
○離乳食中期
・ケールとさつまいものペースト
赤ちゃんは甘みのあるものが大好き
です。自然の甘さが美味しいさつま
いもは赤ちゃんに大人気の食材。
食物繊維たっぷりのさつまいもと
ケールをそれぞれ火を通して
ペースト状にして食べさせて
あげましょう。
・ケール入りミネストローネ
トマト、玉ねぎ、ケールをそれぞれ
みじん切りにして少量のコンソメで
味付けをしたミネストローネは
他の食材やコンソメを合わせること
で苦味を感じにくくなり食べやすく
なります。
・ケールとコーンのおかゆ
コーンのペースト、ケールのみじん切り
をおかゆに混ぜると彩りもよく
目からも美味しさが伝わります。
ケールは火を通したものをみじん切り
やペーストにして小分けに冷凍して
おくと使いやすいですよ。
○離乳食後期
・ケール入りハンバーグ
豚ひき肉・玉ねぎ、ケールのみじん切り
でハンバーグはいかがですか?
後期に入ると、手づかみ食べをする
赤ちゃんも増えてきます。
一口サイズにカットして手づかみ食べの
練習にもおすすめです。
・ケール入りオムライス
ケール、他野菜や肉のみじん切りを
入れたケチャップライスは、肉も野菜も
効率よく摂取できます。
卵アレルギーをお持ちのお子さんには
ホワイトソースと合わせてドリアに
してもいいですね。
・ケールと豆腐のスープ
赤ちゃんは和風の出汁が好きですよね。
私の娘はカツオと昆布の出汁が大好きで
ごくごくと出汁ばかり飲んでいました。
タンパク質を含む豆腐とケールを
出汁で煮込んだスープは水分補給にも
最適な一品です。
○離乳食完了期
1歳を過ぎると、塩分・油分・生もの
に気を付ければ大体の普通の食事が
摂れるようになります。
ケールはどの食材と合わせても
食べやすく、使いやすい野菜です。
大きさ、柔らかさに注意しながら
様々な食事に取り入れてあげましょう。
おわりに
緑黄色野菜の王様であるケールは
赤ちゃんにとっても大人にとっても
健康や成長を保つ為の大事な食材です。
多少苦味があるので、最初は赤ちゃんも
苦手かもしれませんが工夫次第では
大好きな野菜のひとつになるかも
しれません。
赤ちゃんのペースでゆっくりと進めて
あげましょう。