夏はたくさんのイベントや夏ならではの遊びが出来て、子供たちもとっても楽しい季節。
反面楽しみすぎて疲れやすい季節でもありますね。
子供の夏バテはどんな症状がでるのか?
食事で改善出来るのか、詳しくご紹介しますね。
子供の夏バテ、どんな症状?
大人の夏バテの症状といえば、
・疲れが取れない、だるい
・食欲がない、胃腸の調子が悪い
・頭痛
などが一般的ですね。
食欲がないことによる栄養不足や、エアコンや冷たい食べ物などで冷えた体内、室内と室外の温度変化による自律神経の乱れなどが原因とされています。
お子さんがちょっと元気がないかな?と感じたらチェックしてみてくださいね。
子供の夏バテチェック
・だるそう、やる気がない
・機嫌が悪い
・食欲がない
・下痢、便秘
・嘔吐、吐き気
・微熱
お子さんにこんな症状が出ていませんか?
これが1つでも当てはまると、夏バテの可能性があります。
それぞれの症状の原因は、
<だるそう、やる気がない、機嫌が悪い> … 疲れが取れていない
<食欲がない、下痢、便秘> … 胃腸の機能が低下している
<微熱> … 熱が体外に排出されず体内にこもっている
更に、夏バテによる体調不良の一番大きな原因は、
【冷たい飲食物・冷えた室内で体内が冷える】ことが挙げられます。
お子さんに夏バテの症状が出ていたら、最近の食生活や環境を振り返ってみてくださいね。
子供の夏バテを食事で改善するには?
夏バテを解消するには、疲れた体に足りない栄養素を補い、体内を温めることが必要不可欠。
しかし世間一般でいう夏バテ解消の食事や食材は、小さい子供にとって食べ慣れないものであることも多いですよね。
例えばビタミンCが豊富なゴーヤや、ビタミンAたっぷりのうなぎは子供にはちょっと難しいかもしれません。
小さい子供でも食べられて、なおかつ夏バテが改善出来る食事や食材はどんなものがあるのでしょうか?
ビタミンB1・B2
暑さで体力が奪われる夏はエネルギーを存分に体に補給させておきたいもの。
エネルギー源といえば炭水化物ですが、炭水化物だけ摂ってもエネルギーにはならないんです。
そこで必要なのがビタミンB群。
ビタミンB群は炭水化物をエネルギーに変換させる働きがあります。
ビタミンB1・B2がたっぷり含まれているものといえば、豚肉やレバーです。
豚肉は…とんかつ、豚汁、しゅうまい、ポークカレー
レバーは…レバーフライ、レバニラ、レバー入りミートソース、レバーの甘辛煮
豚肉で冷しゃぶ!と言いたいところでしたが、体内の冷えを解消させるためにも、
あたたかいお料理を食べさせてあげましょう。
私自身が夏バテかもと感じたら、お野菜たっぷりの豚汁を作っています。
豚汁は子供も食べやすいのでおすすめです。
アリシン
にんにく、ニラ、玉ねぎなどに多く含まれているアリシン。
自律神経の働きを元の正常な働きに戻したり、体内の酵素の働きを活性化させる働きがある栄養素です。
豚肉などに含まれるビタミンB1と結合することで、より高い疲労回復効果が得られます。
豚バラとニラのにんにく炒め!なんて大人だったら最高なんですが、小さい子供にはなかなか刺激が強いかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、ニラ納豆です。
さっと茹でて刻んだニラを納豆に混ぜるだけの超お手軽メニューです。
納豆も豚肉同様ビタミンB1が多く含まれており、更にネバネバ成分のムチンが胃腸の壁を守ってくれる働きがあります。
クエン酸
疲労回復効果のあるクエン酸。
クエン酸は糖質・脂肪・ビタミンB1がエネルギーになるために必要不可欠な栄養素なんです。
つまりクエン酸が不足していると、エネルギー不足になるということですね。
酢の物や柑橘類を積極的に摂れたらいいのですが、小さい子供には酸っぱくて食べづらいですよね。
クエン酸を子供に摂らせるのにおすすめなのが、はちみつレモン寒天です。
レモンを数個輪切りにして、適量のはちみつをかけて一晩冷蔵庫へ。
水分が出てきたら粉寒天を加えて冷やせば出来上がりです。
粉寒天をいれるには水分が少ないかもしれませんので、水やはちみつを適宜足して調整してくださいね。
はちみつはビタミンB2・B6やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているので、
夏バテにとーっても効果があります。
寒天はアイスより冷やして食べなくてもおいしいですから、
体の冷やしすぎが気になる、でも冷たいものを欲しがるし…とお悩みのママにおすすめですよ。
夏バテ改善献立
夏バテ改善に良いとされる栄養素を取り入れた献立例は…
朝:野菜スープ・ホットケーキのはちみつかけ
昼:豚汁・ニラ納豆ごはん
おやつ:はちみつレモン寒天
夜:レバー入りミートソース・緑黄色野菜の温サラダ
毎日このような食事を作るのは難しいかもしれませんが、
野菜スープ・ホットケーキ・豚汁・寒天・ミートソースは多目に作って冷蔵・冷凍保存出来ます。
夏場なので2日くらいで食べきるか冷凍するかしてくださいね。
ホットケーキは牛乳のかわりに豆乳を入れるともちもちとして口当たりが軽くなって食べやすくなります。
まとめ
夏バテ解消には紹介した食事改善以外に
・体内を温める
・水分、クエン酸を摂る
・しっかり眠る
を、意識するとだいぶ変わってきます。
朝から夜まで1日中暑いのも、2ヶ月ほどです。
最後まで楽しく夏を過ごせるように対策しましょう♪