保育園に通う娘が、年末にはやり目(流行性角結膜炎)にかかってしまいました。
症状が落ち着くまで家中ドタバタでした。
はやり目の症状、病院の受診で分かった意外な事実などの体験談をご紹介します。
目次
はやり目体験談◇発症から病院の受診までの経緯◇
はやり目(流行性角結膜炎)とはどんな病気かご存知ですか?
恥ずかしながら我が家は夫婦ともに全く知りませんでした。
娘にどんな症状がでたか、病院でどんな診断をされ、どんなことを言われたか紹介します。
目の充血・黄色い目やに
クリスマスの朝、起床時から目がうるうるしているなぁと思っていたら左目の黒目の左側だけうっすらと充血していました。
12月に入ってからずっと鼻水が出ていたので、
「鼻水のせいかな?鼻水が付いた手でこすったかな?」とあまり気にしていなかったんです。
目やにがいつもより少し多い気がしましたが、大量というほどでもない。
目の病気だと大人でも目が開かないほど目やにがでたりしますから、これくらいなら少ない方かなぁと思っていました。
ところが、お昼寝明け後の左目はまつ毛にびっしり黄色く固い目やにがついており、充血も範囲は変わらないものの赤みが増しています。
はやり目の主な症状としては
・さらさらとして白っぽい目やに、大量の目やに
・涙目、涙
・充血
・異物感
などが一般的な症状のようですが、娘は
・黄色く固い目やに
・充血
が目立っています。
異物感は娘が何も言わない(言えない)のでわかりませんが、こすったりすることもないので特に無さそうです。
この日は日曜日だったこともあり、翌日まで様子を見ることに。
眼科を受診
翌朝、目の充血はひき、目やにもいつもより少し多いくらい。
見た感じだとあまり心配もなさそうな程度です。
「結膜炎かな?もしくは鼻水からきてるだけかな?」
そう思いましたが、保育園に通っている手前放っておくわけにもいかず眼科へ行きました。
眼科の受付をした際に、目やにや充血の程度を色々と質問され、
「こちらの椅子に座ってお待ちください。感染を防ぐため、院内の絵本も読まないようにしてください。」
と言われました。
ここで母はびっくりします。
『え!感染ってなに?別に大したこと無さそうだけど、もしかしてすごい病気なのかな…』
絵本が読めなくてぷんぷんの娘とドキドキしながら待っていると、受付の女性が私や娘が触ったであろう場所を何かの消毒液を吹きかけて拭いています。
『え?!!なに?!!なんかごめんなさい!』
更にドキドキ度は増し、診察まで長ーい時間を過ごしました。
はやり目と知ったあとでネットで見てみると、はやり目は感染力が強いので病院によっては隔離されたりするそうですね。
消毒液で拭かれるのも、はやり目にかかった皆さんは大体経験されているようでした。
仕方がない、感染を拡げちゃいけないのだから当たり前だと思いつつも、申し訳ない気持ちになりました。
「はやり目だと思う」と診断
いざ診察です。
泣き叫ぶ娘を羽交い絞めにしてようやく診てもらいました。
お医者さん曰く、
「白目の充血はそこまでひどくないし、目やにもあまりでてないけど、下まぶたをめくるとが真っ赤だからおそらくはやり目だと思う」
とのこと。
保育園に通っていることを伝えると、症状が落ち着くまでは出席停止と言われてしまいました。
12月26日に病院を受診し、年末年始のお休み明け、1月5日の再診で問題なければ1月6日から登園OKとのことでした。
年末年始の休みが入っているとは言え、短くても10日間も休まなければいけないなんて…!
年末年始の休みがあったので良かったものの、連休でなかったら大変でした。
眼科からは点眼薬が処方されました。
・細菌の感染をおさえる薬
・炎症をおさえる薬
の2種類を1日4回点眼します。
はやり目を治す薬というものはなく、あくまでも症状を抑える薬しかないそうです。
お医者さんからも薬剤師さんからも
「感染力が強いから、大人は直接目を触らないように、手洗いを徹底してください」
と強く言われました。
はやり目になってしまったものは仕方ないし、娘も痛がっていないし、そこはよかったなと思います。
ただ、目に見えない菌にかからないようにしなければいけないのかと思うと憂鬱で憂鬱で…。
はやり目だと思うという曖昧な診断なのと、
「はやり目じゃないですよ、感染しないですよ」
と言ってほしい気持ちがどこかにあり、翌日また違う眼科を受診しに行った母なのでした。
はやり目は家族へ100%うつるってホント?ネットの情報は玉石混交。お医者さんを信頼して!
翌日新しく出来た眼科に行きました。
前の晩はずーっとスマホで「はやり目 症状」「はやり目 感染」などを検索しまくった私。
<家族感染率100%>
<2週間は外出禁止!>
など、見たくなかった情報もちらほら。
その情報も本当かどうか聞きたいのと、家族はどう対策すればいいのか細かく聞こうと思い、相談しやすいと評判の眼科に行ってみました。
そしてやっぱり「はやり目だな~」と診断。
ネットで見た感染率の高さの話や、外出の目安について事細かにお医者さんに相談しました。
症状の程度や家族構成なども人それぞれ違いますが、娘に関しては
≪家族間の感染について≫
・感染は、罹患者の目からの分泌物(涙・目やに)が他人の目に物や手を介して入ることで感染する。
周囲の人は自分の目を直接触らなければ大丈夫なので、気を付ける。
・目薬をした後は手を洗う、涙や目やにはティッシュで拭き取る。
・余裕があればおもちゃや絵本、部屋を次亜塩素酸ナトリウムで除菌する。
≪外出について≫
・外出は目やにがじゃんじゃん出ていなくて、体調が悪くなさそうなら大丈夫。
ただお友達に移してしまう可能性があるので、遊ぶなら屋内ではなく公園で遊ぶ程度にして。
・年末年始はどうしても親戚が集まるだろうから、そこは気を付けてもらうしかない。
赤ちゃん(1歳)には濃厚接触しないのが望ましい。
≪日常生活について≫
・症状が落ち着いていても、やはり目の病気は目に負担がかかるのでゆっくり休ませることも必要。
年末年始は生活のリズムが狂いやすいけど、夜はもちろん、お昼寝もしっかりとらせてあげて。
以上が気を付ける点として、話してくださいました。
…あれ?結構普通の話だなぁと拍子抜けしていると、
「目触らなきゃ大丈夫だから!感染しても治るからあんまり心配しないで!」
とお医者さんに笑われました。
色々なお医者さんの見解があり、お子さんの症状や、家族構成によって色々な見解・対応策があると思います。
ネットでの情報は有益なものもたくさんありますが、やはり一番に信頼すべきは実際に診てくれているお医者さんからの情報ですよね。
ちなみに、点眼薬を処方してもらった薬剤師さんに、はやり目って家族全員感染するという噂は本当か尋ねてみたら
「えー?そんなことないですよ、うつりやすいってだけで」
とこれまた拍子抜けした答えでした。
情報に踊らされ、しなくてもいい心配をした自分を反省しました…。
まとめ
12月26日に眼科を受診してから、3日くらいは不安や期待などでいっぱいで心がクタクタになりました。
子供の病気は、意外と親が知らない病気だったり、痛いやかゆいなどを言えないと思うと色々な事を考えてしまいますよね。
長くなってしまったので、もう一記事に分けます。
次回は感染対策のためにしたこと、結果感染は防げたのか、をご紹介します。
⇒続きはコチラです。