子供が言うことを聞かなくて困っている
親御さんは多いと思います。子供が言う
ことを聞かない原因があるのでしょうか?
子供が言うことを聞かない原因や、言う
ことを聞かないときの対処方法を探って
みましょう。
目次
子供が言うことを聞かない原因と対処法
子供は言うことを素直にハイ、ハイ、と
聞くものではないとわかってはいても、
限度がありますよね。しつけの為には
言うことを聞かせなければいけないとき
もあります。子も辛いですが親も辛い
ですよね。子供が言うことを聞かない、
聞きたくない、ということには何か
原因があるのでしょうか?
原因と対処方法をご紹介します。
親が子供の話を聞いていない
人こそ人の鏡ということわざがあり
ます。他人の言動や行動を見て、自分
自身の行いを正す手本にしようという
意味です。
親が子供の話を聞いていなかったら
どうでしょうか?
「いま忙しいからあとでね」と子供の
話を後回しにして、話を聞いてあげて
いなかったら、子供は話を聞く手本を
見ていないわけですから、当然話を
聞くことが難しいですよね。
もちろん、手が離せなくて子供の話を
すぐに聞けないときはあります。より
によってすごく忙しいときに子供って
話かけてくるんですよね。
そんなときは「いまご飯作ってるから
ちょっと待っててね。あとでお話聞か
せてね」と、正直に話して待ってて
もらいましょう。
両親がお互いの話を聞いていない
親が子供の話を聞いていない、という
のに似ていますが、両親間でも同じ
ことが言えます。
パパがママの話を聞かないで
「もう!話聞いてよ!」とよく怒って
いる。パパが一生懸命にママに話を
しているのにママは聞いていない。
子供にとって、一番身近な人生の先輩で
ある両親がこのようでは、やはりいい
手本とは言えません。
パパとママの間でコミュニケーションが
取れていますか?もし身に覚えがあるよ
うなら、夫婦間で改めてみましょう。
言われていることの意味がわからない
親がついつい言ってしまいがちな、
「ちゃんとしなさい」
「さっさとしなさい」
一日に何度言っているかわからない
フレーズですが、子供にとって意味が
伝わっていないかもしれません。
「ちゃんとしなさい」という言葉には
その場の状況で色々な意味があります。
例えば前を向いて座りなさいとか、
ふらふらしないでまっすぐ歩きなさいとか
色々ありますよね。
「さっさとしなさい」は「さっさ」
自体が分かってないかもしれません。
「バスが来ちゃうから急いで靴下履いて
おうちを出よう!」という意味が
「さっさとしなさい!」になっていると
言われても、子供にはなかなか理解出来ない
かもしれません。
でもついつい言っちゃうんですよね。
余裕のあるとき、言い方を少し変えて
みてはいかがでしょうか。
自発的にやるまで待つ
「片付けなさい」「手を洗ってきな
さい」などなど、何度言っても聞いて
くれないことってありますよね。
外から帰ったら手を洗う
おもちゃを出したら片付ける
何にも難しいことじゃないのになぜ
言われても出来ないんだろう、と
不思議に感じることもあります。
私の甥(小学5年生)が、今年の夏休み
に母親と夏休みの宿題のことで大ゲンカ
をしました。甥に理由を聞いてみると
「宿題やろうとしているのに、ママが
「宿題やったの?!」と聞いてくる。
やろうとしてるときに言われると
すっごくむかつく!」
と。すごーく納得してしまいました。
確かにやろうとしてるときに言われる
のって嫌ですよね。
意外と子供は次に何をやるべきか、これ
をするために何をすべきかがわかって
いることが多く、親から先に先手を打た
れたことでやる気をなくすパターンも
多いものです。言いたくなってもぐっと
我慢して、自発的に何かを始めるまで
待ってみるのも一つの手です。
物で釣りすぎている?
言うことを聞いてほしいが為に、物で
釣っていすぎてはいませんか?
「飴あげるから静かにしてね」や、
「おもちゃ買ってあげるから言うこと
聞いて」
など、物で釣ってしまう・ご褒美を
あげることをしすぎてしまうと、
言うことを聞いた対価が無いと言うこと
を聞かなくなってしまいます。
飴を貰うために静かにする
おもちゃを貰うために言うことを聞く
こういった考え方は、逆を言えば
物を貰えないんだったら言うこと聞く
必要が無い・聞きたくない、という
考え方になってしまうのです。
たまにはご褒美をあげたり、物で釣る
こともすると思います。やっぱり可愛い
我が子ですもの。甘やかしたい気持ちは
当然ありますよね。
ご褒美や物で釣るのは、ここぞという
ときまで使わないでおきましょう。
たまにあるから「ご褒美」なんです。
まとめ
子供が言うことを聞かないとき、意外
と小さなことが原因だったりします。
着替えたくないのは、寒くて服を脱ぎ
たくないから。
食べたくないのは、苦手なピーマンが
ちらりと見えているから。
「えっそんなことで?!」と思うこと
があって、理由がわかると笑ってしまう
こともしばしばです。
前述の甥と話していた時も、思わず
笑ってしまって「笑いごとじゃないの!」
と怒られてしまいました。理由が子供
っぽくて可愛いんですけどね。
日々の忙しい暮らしの中では毎回毎回
笑い飛ばすことも、穏やかに諭すことも
出来ないかもしれませんが、余裕のある
ときに実践してみて下さいね。