大人のリラックスアイテムとして
根強く人気を集めるアロマ商品。
赤ちゃんにも効果はあるのでしょう
か？
赤ちゃんへのアロマの安全な使用
方法についてまとめました。アロマ
加湿器の使用や、夜泣きに効くアロ
マなどもご紹介します。
目次
赤ちゃんにアロマを安全に使うには何に注意すればいい？
アロマテラピーやマッサージに使用
する、エッセンシャルオイル（精油）
はハーブなどのエキスをぎゅぎゅっと
凝縮したかなり濃度の高いオイルです。
生後0～1ヵ月の赤ちゃんには芳香浴
でも使用を控え、生後2～3ヵ月頃から
少しずつ使用するようにしましょう。
生後2～3ヵ月頃の赤ちゃんに使用する
場合の注意点をご紹介します。
エッセンシャルオイルを直接体につけない
これは大人でもそうですが、エッセン
シャルオイルのみを直接肌につける
ことはしてはいけません。
ハーブなどのエキスが超高濃度で凝縮
されているため、刺激がかなり強い
ためです。大人の場合でもアロママッ
サ―ジをするときにはエッセンシャル
オイルとキャリアオイル（マッサ―ジ
等で使われるベースとなるオイル）を
混ぜ、1%以下の希釈率で使用するほど
です。（顔は0.5%以下）
皮膚の弱い赤ちゃんは、例えキャリア
オイルで1%以下に希釈したものでさえ
も強い刺激となります。赤ちゃんは
もちろん、3歳以下の子供には直接
肌につかないようにしましょう。
もちろん、お風呂の湯船に数敵垂らす
のもNGです。
香りを強くしすぎない
赤ちゃんはママのおっぱいやミルク
などを探すとき、視覚の他に、嗅覚を
頼りにして探します。まだ目が良く
見えていないからですね。
お部屋の中が香りで充満しすぎている
と、赤ちゃんがお母さんのにおいを
嗅ぎ分けられず混乱してしまいます。
赤ちゃんがいる家庭では、芳香浴
（香りを楽しむこと）がおすすめです
が香りが強くなりすぎないよう、
ほのかに香るくらいの量にとどめて
おきましょう。また、毎日同じ香り
を使うのも控えた方が良いです。
お母さんが同じ香りを嗅ぎすぎて
いると鼻が慣れてしまい、どんどん
香りを強くしたくなってしまい、
赤ちゃんの嗅覚も鈍感になってしまう
からです。
「今日は疲れた、癒されたいな」
というような、スペシャルケアとして
芳香浴を楽しみましょうね。
赤ちゃんにアロマ加湿器は使ってもいい？
最近では加湿器にエッセンシャルオイル
を垂らし、ミストと共に香りを楽しむ
ことが出来る加湿器が販売されています
ね。
前章で取り上げたように、毎日同じ
香りを嗅ぎすぎると嗅覚が鈍くなり
エッセンシャルオイルの量が増えて
しまい、逆に香りが強くなりすぎて
しまいます。加湿器は冬場は毎日1日中
つけている家庭も多いと思いますから、
香りが1日中ミストと共に部屋に拡散する
ことになってしまいます。
加湿器は加湿するだけの目的にとどめ、
弱めの芳香浴は別で楽しんだほうが
良さそうですね。
赤ちゃんはアロマで夜泣きをしなくなる？
生後3ヵ月くらいまでは昼夜の区別が
まだしっかりとついていませんし、
3時間毎の頻回授乳の時期でもあります
のでしょうがないのですが、それ以降
に夜中突然泣くことは「夜泣き」と
されています。授乳しても寝ない、
抱っこしても寝ない…などなど悩みの種
になっているお母さんも多いと思います。
夜泣きの原因は赤ちゃんによって様々
ですが、もしかしたら香りによって
夜泣きが解決されるかもしれません。
おすすめの使用方法や、香りをご紹介
します。
安眠効果のあるラベンダー
リラックス、安眠効果のあるラベンダー
の香りは赤ちゃんにも効果的であると
されています。
イライラ、不眠などに効果があるのは
よく知られていますが、鎮痛・抗真菌
作用もあることから、古代ローマでは
傷の洗浄にも使われていたそうです。
ラベンダーはグッズとしても、アイ
ピローやサシェなどにも使われて
いますし、手に入りやすいアロマの
一つでもあります。
緊張を和らげるカモミールローマン
カモミールと言えば、ハーブティーが
馴染み深いと思います。白い花びらと
黄色い花芯が可愛いですよね。
カモミールにはローマン種、ジャーマン
種と2種類ありますが、心を落ち着かせ
るのにおすすめなのはローマン種です。
ラベンダーと同じように、高ぶった
神経を落ち着かせ、緊張を解きほぐし
眠りを誘います。
万能なティートゥリー
すっきりと爽やかな香りが特徴の
ティートゥリーは、カモミールや
ラベンダーとはちょっと違う効果が
あります。
ティートゥリーは気持ちを冷静にし
落ち着かせる効果があります。
泣きすぎて、眠すぎて逆に興奮して
しまっている赤ちゃんにおすすめ
です。また、抗菌作用に優れており、
風邪が流行する時期などに使用する
と風邪予防にもなります。
寝室におすすめの使用方法
手っ取り早く簡単なのは、マグカップ
にお湯を入れ、エッセンシャルオイル
を数滴垂らすのがおすすめです。
毎日マグカップを洗えば、衛生面も
気になりませんね。
もしくは、ハンカチに数滴染み込ませ
お部屋に置いておくのも香りがほのか
に広がり、心地よいお部屋になります。
マグカップもハンカチも赤ちゃんの
手が届かないところに置くように
しましょう。
まとめ
ハーブは様々な効果があり、古くから
人々に色々な用途で使われ、癒しや傷
の治癒をしてきました。
私も娘を出産したとき大変な難産でした
が、助産師さんが「少しでも楽になり
ますように」と置いてくれたイラン
イランの香りに励まされ、癒されました。
この記事が世の中の頑張っているお母さん
の少しでも役に立てたら嬉しいです。