赤ちゃんが下痢になってしっまうことは良
くあることです。まだまだ、発達段階の赤
ちゃんの体は、ちょっとしたことでも下痢
を起こしてしまいます。
そんな時、離乳食は与えない方がいのか、
またはどんな離乳食を与えたら良いのかな
どまとめてみました。
赤ちゃんが下痢のとき離乳食は与える?
まず始めに、赤ちゃんが下痢なのかを見極
めなければいけません。赤ちゃんのうんち
は、もともと柔らかいので、下痢なのかそ
うじゃないのかが判断しずらいかと思いま
す。
見極めるポイントは、排便の回数とうんち
の状態です。「いつもより回数が多い」「
いつもよりうんちが水っぽい」まずは、こ
の2つが目安になります。
そこで注目したいのは、「いつもより」で
す。なぜなら、回数や便の状態には個人差
があるからです。1日に10回排便をする
子や他のこと比べて元々うんちが緩い子も
います。
なので、普段からうんちの様子を観察して
あげることが大事なんですね。
では、赤ちゃんが下痢になってしまったら
離乳食など何に気をつけたら良いのでしょ
うか?
下痢になった時は、離乳食を与えるのをや
めた方が良いとされていたこともあります。
しかし、最近では下痢でも離乳食を与える
ことが赤ちゃんには良いと言われてます。
それは、離乳食を与えしっかりと栄養や水
分を摂取し回復しやすいようにするためで
す。特に水分は、きちんと摂らせることが
必要です。下痢の時は、脱水症状になりや
すいので気を付けなければなりません。
赤ちゃんが下痢のとき離乳食は与える?下痢の症状別での工夫は?
離乳食には消化の良いものや腸内環境を整
えてくれるような食材を意識してあげまし
ょう。下痢の状態によってどのように与え
たら良いのかは以下のようになります。
■ひどい下痢
(水のような便を1日に何度も繰り返し
ているような状態)
・白湯やベビー用麦茶、番茶、粉ミルク
・リンゴの果汁
・味噌汁の上澄み
■回復し始めた下痢
(便がドロドロとしている状態)
・野菜スープ
・すりおろしたリンゴ
・とろとろのお粥やうどん
■少しの下痢
(通常の便より少し水っぽい状態)
・お粥
・すりおろしたリンゴ
・すり潰したジャガイモやカボチャ
・白身魚
リンゴやにんじんにはペクチンという成分
が含まれており、整腸作用があるのでおす
すめです。ミカンなどの柑橘類は下痢を悪
化させてしまうので与えない方が良いです。
また、ジャガイモやカボチャなどのデンプ
ン質のものは、便を固めてくれるのでそれ
らも与えると良いでしょう。
逆に避けた方が良いものは、乳製品や冷た
いもの、糖分の高い物です。また、下痢に
なると、お尻がかぶれやすいので、綺麗に
して後、少し乾燥させてあげると良いでし
ょう。
下痢を起こしていても、赤ちゃんが元気で
機嫌がよく、食欲もあるようであれば問題
ありません。しかし、次のような症状があ
る場合は注意しなければいけません。
・吐き気や嘔吐
・発熱
・腐敗したようなすっぱい臭いの便
・白い便
・ぐったりとしている
・水分を受け付けない
・顔色が悪い
これらの症状が見られたら、早めに病院で
診てもらいましょう。
白い便が出た場合は、ロタウイルスやサル
モネら菌などのウイルスや細菌に感染して
しまっている可能性があります。また、嘔
吐や発熱の場合もこれらが原因と考えられ
ます。
食べ物によるアレルギーで下痢を起こして
いる場合もあります。お医者様に相談して
きちんと検査をしてもらいましょう。
おわりに
赤ちゃんが下痢を起こしてしまうと、とて
も心配になってしまいますよね。しかし、
まずは焦らず、便の状態や赤ちゃんの様子
をしっかりと観察してあげましょう。
下痢の時、特に注意するのは脱水症状のよ
うです。水分だけはしっかり与えてくださ
いね。赤ちゃん自体が元気で食欲もあるよ
うであれば、離乳食も消化の良い食材を心
がけて与えてあげて下さいね。
おかしいなと思った時や、少しでも心配な
時はすぐにでも病院で診てもらいましょう。